「幸せになる脳はだっこで育つ。」by山口創から学ぶ3つのこと

赤ちゃんを産むと一度は言われたことがある人が多いのではないでしょうか。

「抱きぐせがつくから、あまり抱きすぎない方がいいわよ。」
「泣くのも赤ちゃんの運動だからね。」

おじいちゃん、おばあちゃん世代に多い「抱きぐせ」への懸念

それでも、

「赤ちゃんが泣いてるのにどうして抱いちゃいけないの?」
「赤ちゃんが抱っこしたら泣き止むのわかってるのに、どうして放っておくの?」

と弟や従弟妹達が赤ちゃんだった頃に幼心に思っていた疑問から、私は長男を出産したときから「抱く育児」を実践してきました。

もちろん、親世代にはいろいろ言われたり、ママ友にも

「そんなに抱いてて大変じゃない?」
「ベビーカー使わないの?」

と言われつつ、なんとなく貫いてきた抱っこ育児。

でも、その育児も間違いではなかったと裏付けてくれる本に出会いました✨

親であれば誰でも願うであろうわが子の幸せ。

その“幸せの根っこ”をスキンシップで作っていけるとしたら、ぜひやってみたいと思いませんか?

「幸せになる脳は抱っこで育つ。」山口創著・廣済堂出版(¥1,300+税)

この本を読んで、抱っこの素晴らしさを感じた点を3つ挙げてみようと思います。

1.小さい頃のスキンシップは一生もの。その子の脳に生涯影響を与えていく。

小さい頃にスキンシップをたくさんして満たされていると、情緒が安定し、人のことも信頼でき、安定した人間関係を築くことができるようになります。

ハーバード大学の研究でもベビーマッサージなどにより母親と安定した愛着関係を築けた子どもは、将来、年収や仕事の効率性が高く、高齢になってからは認知症になりにくいという結果が出ています。

ロンドン大学の研究では、母乳育児の子(母子間での肌の触れ合いが多い)は将来出世しやすく成功をおさめやすいという結果も出ました。

逆に、アメリカの心理学者による多くの非行少年達への調査から、身体のふれあいの不足は、抑うつや自閉的な行動、多動、暴力、攻撃、性的逸脱などの原因になることも示されています。

赤ちゃんは、全身を通してこの世界を感覚で捉えています。

その世界を認識する時に、どのように捉えていくかは、頭では覚えていなくても、脳や心のどこかに刻まれ、生涯影響を与えていくのです。

子どもの一生に関わるこの時期のスキンシップ。

子どもの将来のためにも、そして、私自身が癒されるためにも、これまで以上に愛情を込めてたくさんスキンシップしていこうと思いました。

2.男の子はオキシトシンが出にくい!⇒スキンシップがたくさん必要で甘えん坊(^^)

どこに行っても

「男の子だからお母さん大好きよね。」
「いくつになっても甘えん坊で・・・」

という声を聞きますが、甘えん坊の男の子はむしろ安心!

心配する必要はなさそうです。

というのも、一般に幸せホルモンと言われるオキシトシンの出方には男女差があり、将来出産・育児に深く関わる女の子の方が出やすくなっているのです。

また、女性ホルモンのエストロゲンもオキシトシンの効果を倍増してくれる効果があります。

逆に、男性ホルモンのテストステロンはオキシトシンの効果を抑制してしまうので、もともとオキシトシンが出にくく、分泌量も少ないのが男の子。

男の子は、もともと出にくく、少ないオキシトシンをなんとか分泌させるべく、ママにベッタリ。

本能的にオキシトシンで心地よくなること、そして、それを分泌させる方法を知っているのですね。

だとしたら「今忙しいから」とむげに突き放すことなく、ほんの少しでも抱きしめたり、触れてあげたりして、安心感を与えてあげられるといいですね。

3.タッチによって、いじめがなくなる!

幼い頃にタッチ(スキンシップ)をしっかりすると、自尊心も高まり、自分のことも相手のことも大切にできるようになります。

逆に、タッチが少ないと、その穴埋めに身体のあちこちにに穴をあけたり、ついカッとなったり、摂食障害になったり、

情緒が安定せずに自分のことも相手のことも傷つけることが多くなる傾向にあります。

スウェーデン・イギリスではタッチングを取り入れると実際にいじめが減ったそうです。

「人に優しく触れた手は、人をたたくことはない」とも言われています。

アメリカでも、学校教育の中に、生徒同士がお互いにマッサージを行うキッズタッチングが取り入れられつつあります。

子どもが自信がなさそうに見えるとき、誰かのことを攻撃しているようなときこそ、たくさんスキンシップをして、身体から癒しの手を差し伸べ、心まで満たしてあげたいですね。

まとめ

脳のない生物は存在するけれども、皮膚(境界線)のない生物は存在しません。

皮膚と脳は受精卵の「外胚葉」という部位から形成され、「外胚葉」が内側に潜り込んでできたものが「脳」。

「外胚葉」が外側に広がってできたものが「皮膚」で、皮膚はまさに「露出した脳」そのものです。

人は触れ合うことで、多くの場合、やすらぎや心地よさを覚えます。

さらに、相手への信頼感や愛情も深めることができるのです。

脳の様々な部位が最も発達するのが3歳くらいまでと言われているので、それまでにたくさんの刺激をしてあげるのが重要です。

もちろん、気づいた時からスタートすれば、決して遅すぎることはないそうなので、私もこれまで以上に子ども達とスキンシップをとっていきたいと思います。

スキンシップにはお金も特別な技術もいりません。

そんなスキンシップで、生涯に渡る“幸せの根っこ”を作ってあげられると嬉しいですね。

そして、赤ちゃんを抱いた時のふんわりとした心地よさ。

今しかないこの幸せをたっぷりと噛み締めてほしいと思います(^^)

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